追加什器

什器が一通り出来上がっていく中で、実はまだどんな物にするか決めていなかったものが一つだけあったのです。それは店の中央に置く什器で、何の素材を使うか決めかねていました。候補にあがったのは枕木やコンクリートなどですが、決め手に欠いてそのままほったらかしにしてありました。そろそろ、きめなきゃなぁ、と思い、床のできばえから、もう一度足場板を使うことを決断し、再び、「WOODPRO」さんから足場板を8枚購入しました。同時に「WOODPRO」さんではサンプル用の36cmの物を3枚つけてもらいました。(これは無料です。)
さて今回は什器用なので、床以上に奇麗に仕上げる必要があります。床での経験を生かして、まず、高圧スチームで洗浄し、そのあと、サンダーで磨いて、電動ノコでカット、そして組み立てという工程を計画しました。
高圧スチームは家庭用の物を知人から借り、サンダーと電動ノコはビバホームでレンタルしました。
前回は54枚、今回は8枚、しかも機械を使って洗う。ということで、すぐ終わるだろうと思っていたのですが、やはり、苦労しました。高圧スチームでやっても、意外と汚れが落ちずに、結局またタワシで磨くという2度手間をしてしまいました。またサンダーと電動ノコでのカットでは、店内の入り口付近で作業をやったら、ものすごい粉塵がでて、なんと、店中に粉塵がまって、床、什器が粉塵まみれで大変なことになってしまいました。それに、サンダーや電動ノコの振動により手首がしびれて、その後半月ぐらいは手首がしびれる状況が続くなど、これも結構大変でした。
また、厚みが3.5cmあり、ドリルドライバーでもネジ止めに苦戦しました。ネジ止めはほんとにお粗末な感じでした。
仕上げはウォルナットのステインで着色し、その上からニスでコーティングしました。
できばえは言いますと、後から、お客さんでこの棚は売っていないんですかと質問されるなど、足場板の味わいにより、それなりの物にはなったと思います。(よく見るとかなり雑ですが。)
この数日後、ギフトショーで、自分が作ったのと同じようなデザインの、中国アンティークがすごく安い値段で売っていて、「これでよかったのに」と制作の苦労を思うと少し複雑な思いをしました。
什器足場

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