ペンキ塗りの次は問題の床です。あまりの汚れっぷりにペンキ塗り作業のときも、ほとんど養生せず行ったほどで、どうなるかなあと不安いっぱいの中、まず、床磨きからスタートです。ウッドデッキ用の洗浄剤を水で薄めそれを亀の子たわしで磨くということを1枚1枚、力をこめて、丁寧に行っていきます。最初はなかなかうまく汚れが落ちていかなかったですが、次第に力の入れ具合のコツをつかむと、でるわ、でるわ、土色の汚れ汁が!!1枚15分くらいかけて、計54枚の板を二人で磨き間続けます。この作業、体力半端じゃありません。汗は滝のように、手はしびれ、もうふらふらになるのですが、1枚磨き終わるごとの感激も格別です。泥で汚れた表面を奇麗にしてあげると、そこからは、1枚1枚個性をもった板が現れてくるのです。ペンキの飛び散り方も実に味わい深く、意識はもうろうとしているのですが、同時に幸福感、達成感に満ちあふれた作業となりました。
その磨きが終わると次は塗り作業です。これは水性の着色材のステインを塗ります。まず、刷毛にたっぷりステインをつけて塗って、1分くらいおいてから、布で一気に拭き取ります。予想より少し薄くなってしまったのですが、出来上がってみると、それなりの感じで。
何もおかれていない室内は白い壁と茶色の床で、少しギャラリー風です。