2005年末のデビュー以来、surouで大人気の「苔器 はりねずみ」。青木有里子さんデザイン、能作さん土台製作、苔の張り付けは品品さんという、こだわり物です。ブロンズ製ということもあり、結構高価なのですが、ひと目惚れで買われる方も多い、「超」のつくかわゆさを持っています。
ただ、青々しい苔ですが水やりが十分でないと、茶色化が始まり、最悪には「カリカリ」になってしまいます。苔の張替えも承っていて、最近よく張り替えに持ってこられる方がいます。そのとき、「何日か水をやり忘れただけなんですけど」とか「いつも水はあげていたんですけど」とか理由を述べられます。確かに水やりは難しく、surouでもこれまで陳列していた「はりねずみ」の苔の色を悪くしてしまったことがありました。そんな中でいろいろ検証してみて「こうやればいいのではないか」という水やりをご紹介します。張り替え代もかかりますし、どうせならいつまで「緑」がいいですよね。
といっても難しいものではなく、基本は「こまめに、しっかり水をあげる」ということです。簡単に説明します。「はりねずみ」の他に、「ひつじ」や「ひなどり」も同様です。
- 水は朝と夜夕の2回はしっかりあげましょう。
- 上げ方はスプレー、できればロングノズルタイプ。ロングノズルだと強く、狙った所に水をかけれます で苔にまんべんなく、十二分に水をかけます。僕は50プッシュぐらいスプレーします。「さーっと、水をあげる」ではありません。「しっかり、これでもか」というくらい水をあげます。
- 水をあげ終わった後は苔が落ちないように気をつけてあげた水を切ります。片手は土台を持ち、もう片方の手で苔を軽く押さえて、はりねずみを傾けます。水が落ちなくなるまでしっかり水を切ります。l傾けて、水平に戻して、また傾けて。こんな感じで繰り返して、水をしっかりきります。
- 置き場所は直射日光が長時間あたらない場所に置いて下さい。この苔は元々山奥で育っていますので強い光は苦手です。かといって全く窓の無い場所も避けて下さい。
- 何日か留守にする場合は「はりねずみ」をラップやビニールで覆い、日の当らない場所においといて下さい。保湿されるのでこれで2,3日は大丈夫だと思います。それ以上留守にする場合は信頼出来る誰かに預けるか、「はりねずみ」も旅行に連れて行って下さい。冗談です。surouがお近くならその期間お預かりします。ただ、その時苔の茶形化が始まった場合はいくら水やりしても茶形化は更に進行する場合は多いのでそれを了承ください。
こうなりたくなければ
しっかりみずやり
ロングノズルのスプレーがおすすめです。
水やりの後は水切り忘れずに
2,3日空ける時はしっかり包んで日の当らない場所に